2017年11月19日

そば粉は自社農園産100%

先日、ハイジの野菜畑で働くきったさんから
収穫したそばをお店に届けたと聞き、長寿村 権六へ行ってきました。

桔梗屋グループの新そば祭りでは、
100%自社農園産のそばを提供しているのですが、
実は収穫されたそばの実をそば粉の状態にする工程も
お店で行なっているのです。
というわけで、まずは収穫されたそばの実を見せてもらいました。

約2トンあるというそばの実。積み上げられた袋の高さに驚きましたよ。

これらのそばの実は、大、中、小と大きさごとに仕分けられます。

なぜ大きさごとにわけるかというと、皮をむくためとのこと。
丸い穴で、そばの実をくりぬくようにして皮がむかれていく様子から
この工程は「丸抜き」とも呼ばれるんだとか。
確かにこれは実の大きさが均等でないとできませんね。
(そばの実の素揚げを味わえるメニューも始まると聞き、こちらも楽しみです)

皮をむかれたそばの実たちは緑色の粒の姿に変身をとげます。

まっくろな殻からはあまり想像できなかったあざやかな緑。
このそば殻たちはクララ館でも使用しているそば殻枕になるのですが
今日は中身の方を追いかけますよ。

さて、ここでいよいよ石臼の出番です。
すり合わされた石と石の間から少しずつ少しずつ粉が落ちてきます。
とってもきれいな白色です。
これで完成、かと思いきや、もう一工程。
ふるいにかけて混ざった殻などを取りだします。
こうしてやっと、そば粉のできあがり。

収穫されてからそば粉の形になるまでもそう簡単にはいかないのですね。

できあがりとは言いましたが、さらにこの後
そば粉からそばになるわけですから
やっとスタートラインに立った状態なのかもしれません。
野菜畑のスタッフやそば職人に感謝して
明日からの新そば祭りを楽しみたいと思います。

あべ