2018年11月06日

ニューヨークタイムズ


ニューヨークタイムズにて日本でブームとなっているキットカットが取り上げられ
最近のお土産としてのご当地キットカットのひとつとして
「キットカット ミニ 桔梗信玄餅味」が紹介されました。

新聞・雑誌・webそれぞれの媒体で掲載されているのですが

新聞では「日本ではキットカットはチョコレートそのものを超えた」という
大見出しと共にこんな感じで載っています。

※ページの一部です

雑誌ではこんな感じ。
3枚目の写真の中にはキットカット桔梗信玄餅味がいますよ。
ヒントは赤い花柄のパッケージ。
  
※ページの一部です

そしてwebはこちらからチェックしてみてくださいね。
こんなおしゃれな写真も載っていますよ。
ちなみに2枚目には箱に入ったキットカット桔梗信玄餅味が隠れています。
ヒントは白地に赤の花柄です。
 
1ページ目は「かつての英国では輸出チョコレートだったキットカットが
北海道から東京にかけての活況ビジネスになり、おやつ菓子が将来どうなるのかについて
なにを変えたかの物語である」という文章から始まっています。

かつてはおやつ菓子であったキットカットがいかにして土産菓子市場に参入しているかの
記事のようです。

さてさて、英文ではよく分からないというそこのあなた。私も一緒です。

ということで
2002年に「サービス業のマーケティング・理論と事例」という分厚い本を翻訳したことのある
相談役に長い英文を翻訳していただきました。

なので、みなさんにざっくりと内容をお伝えしますね。

100以上の国で販売されているキットカットですが日本のキットカットが一番売れているのだとか。

苺・酒・わさび・抹茶などを含む40種類以上のフレーバーがある中で
最近作ったものとして、日本の桔梗屋が作っている伝統的な和菓子「桔梗信玄餅」をベースにした
キットカットが発売されたと書かれています。

開発担当者のオオハシトモコさんは山梨のお土産として桔梗信玄餅をもらい
この味をキットカットに活かそうと考えたものの、
餅に使われる米の味をキットカットにするのがとても難しかったそうです。

また、この記事を書いた記者が実際に桔梗信玄餅工場テーマパークにきて
工場見学をしたことや泊まっていた東京のホテルで
桔梗信玄餅を食べたそうなのですが、きな粉にむせてしまったなんていう
エピソードも載っていますよ。

そして、桔梗屋はもともと「きんつば」というあんこを使った和菓子の
専門店として小さな家族経営の和菓子屋だったのに、
3切のお餅を容器に入れ、黒蜜を小ビンに詰めて、風呂敷で包むという包装スタイルを
生み出したのがすごいと感動していて
風呂敷を広げるとテーブルクロスになるので周りを汚さずに食べることが
できるので「とても賢い包装だ」と表現していたようです。

現在、名古屋から東京を結ぶ中央高速道のSAとPA、桔梗屋の直営店で販売しています。
おやつにもお土産にももってこいですよ。

わたなべ