2019年06月21日

「続ける」と「助け合う」


ここ数日、本当に梅雨入りしたのかと思ってしまうくらい、いい天気が続いています。
山梨は明日から雨の予報。
こういった天気だとちょっと気になることがあります。

昨日inoueさんが、家庭菜園を見ると夏の訪れを感じると書いていましたね。
私の地域だと、それが田んぼに変わります。

これは友人が地元に帰ったときに撮った写真。
高校の頃から趣味でずっと写真を撮り続けています。
私は彼女の撮った写真が、地元やその土地への愛に溢れていて大好きなんですけど、

右も左も田んぼ田んぼ田んぼ。
真っ直ぐ歩いてもいずれ田んぼにぶつかるくらい、田んぼしかありません。
他にあるのは山か川くらい。
この時期になるとどの田んぼも田植えを終え、あとは成長を待つばかり。
かと思われるかもしれませんが、ここからが本当に大変なのです。
もちろん田植え自体も大変ですけど、気を張るのはここからです。

「ちょっと田んぼの様子見てくる」
本当に言うんですよ、これ。
梅雨の時期は増水が怖いので、田んぼの水かさや温度を一定に保つために用水路で調整をするのです。
大体朝と夕方。
幼少期は夕方一緒について行ってお手伝いしたものです。
用水路にいる、メダカやオタマジャクシが目当てだったんですけどね。
周りの田んぼが増水対策に来ていないようだったら、気付いた人がやる。
「田んぼやっといたよ」と言うと、次の日それが採れたての美味しい野菜に変わるのです。
地域で助け合って農作物を作っていて、幼い私にはそれが印象的でした。

inoueさんの家の畑や写真を撮り続ける友人のように、「継続は力なり」と思える姿。
そこに地域で協力し合う心が垣間見えて、私はこの夏の景色が大好きなんです。

ozawa