2019年07月06日

大人が子どもに帰るとき


小学校の夏休みに、ワークショップに参加したことがあります。
私はそば打ち体験とドライフラワーを使ったリース・スティック作り体験をしました。
同年代くらいの子どもとその親御さんと一緒に、1日中夢中になって取り組んでいた気がします。

印象的だったのは、一緒に参加しているお父さんとお母さんのほうが、夢中になってしまっていたこと。
「おかあさんいこうよ~」と声を掛けられても、てこでも動かずリース作りに没頭している見知らぬお母さん。
私の母なんて、そのワークショップ帰りにドライフラワー専門店に寄り、小一時間話を聞いた後、その足でラベンダースティック用のリボンを買いに走っていました。
しまいには、野菜畑の隅でラベンダーを育てるように。
玄関やトイレ、壁という壁にラベンダーが飾られて、この季節は家中ラベンダーの香りが漂っていました。
親戚や知り合いにも配るほど、のめり込んでいましたよ。

現在、ハイジの村ではラベンダー祭りを開催中。
期間中は、ラベンダーの摘み取りやスティック作りなど、体験イベントも催しています。

土日はハイジの村へ連れて行ってくれるお父さんお母さんが居るかもしれません。
小学生の皆さん、お母さんがラベンダー畑から動かなくなっても許してあげてください。
公園の遊具や砂場でまだまだ遊びたいとき、「ほら行くよ!」と腕を引っ張るお母さんの力が、これからちょっとだけ優しくなるかもしれませんよ。

ozawa