2019年07月21日

人も国もそれぞれ


先日のわたなべさんのブログの通り、今日はハイジの村で「スイスの花祭り」が行われました。
雨も降らず、当初通りパレードも出来たようで良かったです。

秋の実りある収穫を願って行われる「マイエンツーク」、面白い風習ですよね。
「スイスの花祭り」はそれを元に、子どもたちの美しく健やかな成長を願って行われます。

私は高校の頃に世界の文化や風習に興味を持ち、大学で文化関連の講義があると必ず履修していました。
スイスといえば、「永世中立国」「アルプス」「銀行」、いろいろなイメージがありますが、
私にとって印象深いのは「花」です。

海外旅行を担当されたことがある添乗員さんに話を聞いたことがあるのですが、
スイスは自治体ごとに景観に関する条例が定められているんですって。
私も学生時代に調べたことがあるのですが、窓辺には花を植えてきちんと手入れをするとか、屋根の色は勝手に変えてはいけないとか。
景観保護の為に洗濯物を外やベランダに干せない地域があるのも有名です。

スイスの街並みをイメージしたときに、きれいな花たちがそこに一緒にあります。
家庭科の授業では花の手入れの仕方も習うようで、ご飯を作るとか、洗濯をするとか、掃除をするとか、
そういうものと同列に「花を育てる」ということが家事として扱われているようです。

その地域に住むひとりひとりが、家や街並みをきれいにしたいと花を育てること、
それがスイス特有の文化として、培われてきた伝統として、今に続いてるというのはとてもすごいことだし素晴らしいことだと思います。
スイスはいつか行きたい国の一つです。

「スイスの花祭り」に参加した子どもたちがいつか今日のことを思い出して、
国にはそれぞれ文化や特色があるということ、もちろんそれは日本にもあること、
健やかに育つ中で興味を持ってくれたら嬉しいな。

ozawa