2019年08月10日

6+9=15


昨日は休日で出かけていたのですが、夕方急に大きな音が。
土砂災害警戒情報が発表され、緊急速報メールが届いたのです。
なんと「警戒レベル4」、避難勧告でした。

8月6日は「広島原爆の日」、昨日の8月9日は「長崎原爆の日」でしたね。
小学生の頃、広島の平和記念式典に合わせて学年の生徒60名で折った千羽鶴を送ったことがあります。
中学生の頃には、長崎の原爆について学び、題材にした演劇をしました。
衣装係だったので、お婆ちゃんにいらないもんぺをもらって、それを汚して、破って。
よりリアルに見えるように試行錯誤した思い出があります。

近年は、子どもに残酷な描写を見せたくないと、教科書の内容に苦言を呈したり、
教材に制限をかけようとする親御さんもいるようです。
私は、千羽鶴を折ったことや劇をやったこと以外にも、
国語の教科書に載っている戦争の物語、道徳の時間に先生が用意してくれたビデオ、学級文庫にあった「はだしのゲン」、
様々な教材で戦争はとても残酷なことであり、繰り返してはいけないことであると学びました。
それを知ることは辛かったり悲しかったり、気持ち悪くなることもありましたが、
それは同時に感性を豊かにすることだと思います。
平和に暮らせている今だからこそ、知る必要があるのだと思っています。

3.11以来、緊急地震速報などのアラーム音が怖いと、トラウマになった方がいると聞きます。
緊急速報や警報は、恐怖心を煽るようにわざとああいう音に作られているようです。

東京大空襲は1944年から1945年にかけて106回にわたって実施されたとされています。
その度に空に響き渡るサイレンに、当時の人は何を思っていたのでしょう。
8月15日は終戦記念日。
毎年この時期この期間だけでも、この悲惨な出来事に思いを馳せるのは必要だなと思います。
覚え方は6+9=15。
日本人にとって、とても大切な方程式です。

ozawa