2019年10月20日

なくてはならない存在

いつもあるものがないというのは、不便だし不安なものですね。
なくなって初めて、そのありがたさに気付きます。

昨日、中央道の八王子JCTから大月ICの通行止めが解除されました。
「やっとか」という気持ちがありながら、「早いな」という気持ちも強いです。
あれからちょうど一週間。
作業員の方が、利用者のために少しでも早く、かつ安全に通れるように
迅速な復旧作業をしてくれたのだと思います。
まずは関わっていた方々に感謝を。本当にありがとうございました。

昨日は権六にお手伝いに行っていて、団体のお客様の対応をしていました。
やはり中央道が使えないというのは大打撃で、これまでキャンセルの連絡も多く、
また、2~3時間も遅れて到着するということも多かったようです。
昨日のお客様も、当初は御殿場から須走に行く東名高速道路と東富士五湖道路経由の道を考えていたようですが、
迂回路がその一本のため、これまでもそのルートは大渋滞となっていたんです。

そこからはもう駆け引きですよね。
迂回路を行った方がいいか、中央道の通行止め解除を待った方がいいか。
御殿場の方はやはり渋滞で、中央道の方が早いと判断されていたのですが、それでも1時間半の遅れが出てしまいました。
こういったどうしようもない遅れでも、バスの中で待ちぼうけではイライラしてしまうもの。
温かいご飯とおもてなしで、疲れを癒してもらいました。

今回活躍したのはSNS。
「中央道」や「八王子」などのキーワードで、リアルタイムの情報を調べていました。
通行止め解除の明確な時間やそれに伴う渋滞を知ることで、到着時間の目安もつかむことができました。
災害時でもSNSの活躍は目覚ましいものですね。
情報を得られるうえに、一人ではないという安心感も生まれます。

NEXCO中日本のtwitterアカウントでも、復旧作業の様子を逐一報告してくれていました。
長野県防災は救助が必要な人のツイートや情報をもらって、その場所に救助に向かっていました。
その姿や言葉がどれだけ心強いことか。
もちろん情報の中には嘘や偽物も紛れているので、取捨選択が大事になります。
決して鵜呑みにはせず、上手く付き合っていくことが必要ですが、
現代ではもう、なくてはならないものになっているのだと実感する一幕となりました。

ozawa