2019年11月09日

ごみ袋の中の資源


今日の通勤時は、何台もあの車を見かけました。
ヒントは、今日は土曜日だということ。
見かけたのはごみ収集車。
土曜日の今日は、プラスチック製容器包装の回収日でした。

ごみ清掃員の仕事は、回収とは別にペットボトルの工場勤務というものがあるんだそう。
どんな仕事内容かと言うと、ペットボトルがベルトコンベアで運ばれてくるので、
そのラベルとキャップをひたすら手作業ではずしていく、というもの。
単純な作業でも、毎日キャップを何十本何千本とはずしていくと、腱鞘炎になる人が増えていくんですって。
ペットボトルは、本体もラベルもキャップもすべてプラスチック。
それなら一緒に捨ててもいいのでは、と思うかもしれませんが、
ペットボトルはPET素材、ラベルやキャップはプラ素材で出来ていて、
それらが混ざってしまうとリサイクルの純度が下がってしまうんです。
こういう理由があって、手作業ではずしていく工程が必要なんだとか。

でもこれって、本当は必要のない作業だと思いませんか?
一人一人が、ごみを捨てる段階で分別すれば良いだけのこと。
それだけで、この作業は全くいらなくなると思うのです。

マイボトルを持ち歩くようになり、ペットボトルの飲み物を飲むこともめっきり減りましたが、
企画室でもきちんと分別をしています。
ラベルとフタははずして、ペットボトルはきれいにゆすぎます。
家でも、ラベルとキャップは卵のパックと一緒に捨てていますよ。

その時々の少しの心がけで、大きな作業がとても楽になります。
朝見かけた、清掃員の方が回収していたごみ袋の中に、ペットボトルが入っていなければ良いなと願っています。

ozawa