2020年04月13日

「楽しい」はおうちでも

一面ピンク色の花びらの景色に、葉の緑が混じるようになり、そして今日はあいにくの雨。
これでは散ってしまうな、と桜を見ながら思ったのですが、
そんなとき思い出すのが、「春簾雨窓」という日本人が詠んだ漢詩。
この雨では花も散ってしまうと雨を憎むけれど、花が咲くのを促したのも雨であり、同じ存在なのだ、と
そのときの作者の気持ちを詠んだ漢詩です。
雨と一緒に散る花びらを見て、「こんなに花が咲いたんだなぁ」と人は思い返すのかもしれませんね。 

来月号の美味求真を作成中なのですが、その5月号は例年とはちょっと趣向を変えています。
編集を進めていくも「外出自粛」の文字が付いて回る日々。
この状況で世間が行なっている取り組みや、周りの方のアドバイスも参考に、
今回は「おうちで楽しむ桔梗屋」をテーマに作成しています。 

inoueさんにお願いして、おうちにあったというこんなものを用意してもらいましたよ。 

「迷走していないかな」と不安になりつつも、美味求真が誰かの楽しい時間を作れることを信じて、目下取り組んでいます。
今は大変だけれど、いつか振り返ったときに、
やっと今のこの状況に対しての気持ちがはっきり分かるようになるのかもしれません。
そのときを楽しみに、今を乗り越えていきましょう。
美味求真はHPでも見られますので、遊びに行かずともおうちで、みんなで、桔梗屋を楽しんでいただければと思います。

ozawa