2023年07月03日

よい茶の飲み置き


桔梗屋では「桔梗信玄餅」をはじめ数々のお菓子がありますが、
緑茶「風林火山」も販売しています。

山梨県でよく目にする「風林火山」は、山梨県の戦国大名の武田信玄が
戦いにおける4つの心構えを説いた言葉で有名ですよね。
これは「 疾如風 徐如林 侵掠如火 不動如山 」の文章が由来で、
意味は「移動は風のように速く、静止は林のように止まり、攻めるは火のような勢いで、守りは山のように動かない」
諸説ありますが、それぞれの言葉の文字を取って「風林火山」としたようです。
僕は風林火山という言葉は歴史小説から略して呼ばれるように
なったと誤った解釈をしていましたが、史実として風林火山の旗がフル表記で使われており、小説以前から
レコード歌謡曲でも「風林火山の唄」があるそうです。

実は更に続きがあり、その内容が
「難知如陰 戦略は陰のように知られないように」
「動如雷霆 兵を動かすときは雷のように激しく」
という内容です。
全ての句の意味を理解して現代に置き換えると、仕事や私生活にも宛てられた内容にも感じます。

私生活といえば、以前ブログでも紹介をしましたが、
現在富士登山に向けて体力づくりをしています。
ジョギングをして肺活量を鍛えるほか
実際に登山をして気圧に慣れることも大事です。
登山中に水分補給をこまめにとるのですが、そこで欠かせない飲み物が「風林火山」です。

先日も山中湖の明神峠に行きました。

その日は晴れであったため、良い景色を一望できるという期待を込めて行きましたが、
山頂に近づくにつれ風が強くなり、一瞬で霧に覆われ視界は見えづらく
何度も立ち止まっては引き返そうと思いました。
それでも勢いで向かったのですが、山頂に到着しても霧に覆われていたため
晴れた景色を眺めるためにしばらく動かず待機していました。

景色は見えずとも山頂で飲む「風林火山」は格別でした。

下山をして霧が晴れてきたと同時に気温も上がり、風林火山が1本では足りない状況でした。
「風林火山」という句とお茶が好きな僕にとって、今後も飲む機会が増えるので、
すぐに飲めるようストックで買っておこうと思います。

ふるや