2025年10月01日

富士には月見草がよく似合う

「東京の、アパートの窓から見る富士は、くるしい。」

大学進学を機に上京していたわたしは
そのさなかで『富嶽百景』のこの一節に出会いました。
後述するあの有名なフレーズも知らないで
六畳一間に充満する不安や焦りを、
ちょうどお酒のたぐいで流し込んでいたような時分。
憤りにも近い郷愁が煮えたぎっていました。

苦悩を抱えた主人公が、山梨県の御坂峠にかばんひとつさげてきて
毎日、毎日、富士を目の前にしながら生活を続ける
感情の変化によって、富士山の見方が変わっていく短編小説。

作者の太宰治をモデルにしている「私」が当初
俗っぽく、美化されがちな富士はだめだと決めつけていたことにも
なにかシンパシーを感じたのかもしれません。

やまなし(山無し)という響きを有しているにも関わらず
四方を山々に囲まれていることに
閉塞感を覚え、飛び出していったわたしにとっても
「日本一の富士山」というシンボルは
清潔なものを好む大衆にもてはやされるようで
どこか憎たらしかったからです。

「三千七百七十八メートルの富士の山と、立派に相対峙し、みじんもゆるがず、なんと言うのか、金剛力草とでも言いたいくらい、けなげにすっくと立っていたあの月見草は、よかった。富士には、月見草がよく似合う。」

今回のブログ記事タイトルにもしている、あまりにも有名なこのフレーズ。
月見草はその名の通り、夜咲きの一日花。
夕方から花が開きはじめ、朝にはしおれていきます。
立派に聳え立つ富士に対し
日陰のものとして描かれている月見草が
みじんもゆるがない姿に、主人公が自身を投影する場面です。

「桔梗屋の月餅 甲斐の月」は
この富士山と月見草をイメージして作られました。
桔梗信玄餅の濃い黒蜜が入った餡と風味が香ばしい「黒ごま」と、
さまざまなナッツの食感が楽しい「木の実」のお味がございます。

月見といえば、もうすぐ十五夜を迎えます。
一年で、一番美しいとされている
「中秋の名月」を見ながら秋の収穫を祝う行事です。

光を見るということ。
観光とは、光を観ると書き
その地域での生活や営みを丁寧に見てもらうことなのだそうです。

地元にUターンして考えることがあります。
たとえば
「なすがまま」と口を揃える大人に
土着的だと、諦めたのはむしろわたしのほうではなかったか。
発される怒号の言葉尻にばかり目くじらを立て
根底にあったであろう心配を蔑ろにはしていなかったか。

車を走らせるとき、四方を囲む山から
進むべき方角を無意識に教えてもらっているように。
県民の心のふるさととして
富士山は確かに位置しているのだと、強く思います。

山梨の代表的な銘菓、山梨観光のお土産として
多くの人に愛されている桔梗信玄餅を作っている、桔梗屋。
その桔梗屋の月餅、甲斐の月もまた観光の一翼を担う
桔梗屋らしいお菓子のようでなりません。

月の光に、山梨に根ざして暮らす人たちの輝きを見ながら
今年もお月見を楽しみたいです。

おさだ

2025年09月29日

洋菓子の日

9月もあっという間に終わりに近づき、やっと暑さが和らいできました。
私も子供たちも上着を羽織るようになり、秋になってきたなと実感して嬉しく思います。

寒い時期に生まれたからなのか、私は秋と冬が好きで、
とくに秋は四季の中で1番好きな季節です。

暑さが残る空気に時折吹く涼しい風や、
街中を優雅に飛ぶトンボ、
可憐に咲く彼岸花、
ふわっと香る金木犀。
毎年6月頃から「早く涼しくならないかな」と願っているくらい
秋の空気感すべてが好きです。

そして、ブドウ、栗、さつまいも、きのこ、かぼちゃなど、
美味しいものが沢山なのも秋が好きな理由のひとつ。

食いしん坊の私は、秋といえば「食欲の秋」が1番に思い浮かびます。
桔梗屋では秋の味覚を存分に味わえるお菓子やお料理が沢山あるので
全制覇目指してワクワクしています。

何から食べようかなと考えながら、ふと今日は何の日だろうと思い、
調べてみたところ「洋菓子の日」だそうです。
9月29日の今日は大天使ミシェル(大天使ミカエル)の聖名祝日で
フランスでは大天使ミシェルが菓子職人たちの守護聖人とされていることから制定されたそうです。

洋菓子の日ということで、今回おすすめしたいお菓子は、Rond.のぶどうのオムレットです。

今が旬のシャインマスカットを使用したオムレット。
甘酸っぱいシャインマスカットと生クリームが相性抜群。
生クリームが大好きな私にはたまらないお菓子です。
ボリューミーですが、さっぱりしていて何個でも食べてしまいそうです。

今日は、ぶどうのオムレットを買って帰ろうと思います。
きっと子供たちも喜んでくれること間違いなし。

渡辺

2025年09月26日

9月発売のコラボ商品

7月14日付の山梨日日新聞に
大きく掲載した「コラボ商品」の一覧。

お菓子やパン、お酒など
今まで桔梗信玄餅とコラボしてくださった
数々の商品をご紹介しましたが、
実は今後発売する新商品の発売月も
掲載していたんです。

9月新発売のハテナマークは4つ。
先日23日に全て発売開始したので
やっとご紹介できます。

今回はゆず庵さんとのコラボメニューをご紹介します。
【ゆず庵 HP】

「桔梗信玄餅大福」
桔梗信玄餅の美味しさをそのままに、
大福として丁寧に包んだ逸品です。
黒蜜の甘みときなこの香ばしさを味わうことができます。

まさか寿司・しゃぶしゃぶ食べ放題のゆず庵さんと
コラボできるとは思っていなかったのでとても驚きました。
いつも家族の誕生日や女子会、友達や先輩との食事会で
利用しているので、勝手に親近感がわいてしまいます。

企画室に連絡があった数か月前から、
絶対に行こうねと楽しみにしていました。
食べ放題コースでなくても
平日限定ランチのデザートとしても
「桔梗信玄餅大福」を選ぶことができるので、
たくさん食べない方はランチがお得かもしれませんね。

来月も再来月も新しいコラボ商品を発売するので、
楽しみが続きます。
他の9月発売のコラボ商品の紹介もお楽しみに。

inoue

2025年09月25日

公式Instagramをリニューアル

X(エックス)のことを
Twitter(ツイッター)と呼んでしまって、
まだまだ若いもんにはと、ついひとりごちる今日この頃。

夏のはじめくらいから、
桔梗屋の公式Instagramを大幅にリニューアルしました。


桔梗屋 公式Instagram:kikyouno_hana

基本的な事務以外にも
写真を撮ったり、デザインや文章を編み出したり、
それぞれ培ってきた得意技を持ち寄る場が企画室にはあります。
そういった意味では
わたしも桔梗屋の一員らしく、
手作りの仕事をしているのかもしれません。

手探りの中つまずくことも少なからずあるのですが
自分なりに考えながら、
ときには先輩に手を引っ張っていただきながら、
試行錯誤を繰り返しています。

まずは、まだまだ桔梗屋の魅力を知っていくところから。

おさだ

2025年09月24日

うれしいお便り

桔梗屋では社内報「美味求真」を毎月発刊しています。
お菓子やお食事処の情報以外にも、
桔梗屋グループのイベント情報などが満載です。

企画室ではその「美味求真」の編集作業を行っているのですが、
中にはお客様に投稿いただくコーナーもあり、
いただいたハガキやメールは全て目を通しています。

「美味しかった」「また行きたい」というお声を多くいただき、
あたたかい気持ちでいっぱいになりながら読んでいると
届いたハガキの中に、
「楽しくて読み応えのある誌面でした」
「編集作業大変かと思いますが、末長く楽しい誌面づくりよろしくお願いします」
と、労いの言葉を添えてくださったお便りもあり、
これまで以上に編集作業を頑張ろうと思いました。

これからも皆さまに美味しく楽しい情報をお届けしていきます。

Yuuki