2020年03月15日

お花見日和


ハイジの村ブログで、桜の植樹について取り上げられていました。
桜といえば、日本人がもっとも馴染み深く、そして愛する花だと思います。
世界でも「sakura」は日本の象徴であり、その花の色や出で立ちがまさに「和の心」であると、
国際親善交流として植樹されることもあります。

「和の心」は様々な形で表現されます。
色の名前や、以前ブログで取り上げた「結び」もそうです。
文化であったり、精神であったり。
「食」もそうですね。
和食は、2013年に「日本人の伝統的な食文化」として、ユネスコ無形文化遺産に指定されました。
和食の中でも私が特に「和の心」を感じるのは上生菓子。
季節の情景を映したそれぞれの形は、日本人の美意識がより込められていると感じます。

桜も上生菓子も、古くから日本人に愛されてきました。
桔梗屋の3月の上生菓子は、桜の情景が表現されています。

最近は外出も自粛ムードで、日本人の大好きなお花見も、例年ほどまったりと楽しめなくなりそうです。
でも、上生菓子の中ではもう桜が咲き始めています。
目で見て楽しむ世界はお菓子にも広がっています。
十分にお花見日和ですよ。

桜を植樹する地となったクララ館がある明野といえば、日照時間日本一の場所。
あたたかい太陽の日差しをたっぷり浴びる桜はどんな花を咲かせるのでしょう。
ハイジの村クララ館が桜の名所となるのも、そう遠くない未来のはず。
数年後を楽しみに、今は上生菓子で桜を楽しもうと思います。

ozawa